「二段ベッド」

(2000-04-11 の日記より)

   
朝・・・・

背中の硬さが心地よい、二段ベッドの中で目をさますと

僕は体中がメリメリと言うほど力一杯のノビをする。

そう・・・頭のテッペンから足の指先きまでのノビを・・・!

それから、体をギューッと捩(よじ)って

とても大きな欠伸(あくび)をファーッとする。

・・・・そう・・・・こんな風に・・・・

・・・・そして・・・その後で

ベッドの中で、ぬくぬくしているのが、とても幸せ・・・。

  

   

それから、暫くしてから、ヤッコラサと上半身を起こすと

・・・・僕は壁に向かって

「あい子ちゃま、お早う・・・・今日も元気?」と心の中で言う。

・・・・壁には、生まれてから初めて貰った

あい子ちゃまからの絵手紙なるものが

額(がく)に入れて掛かっているからだ。

・・・・三色すみれとロベリアの

綺麗な絵が描かれた素敵な和紙。

・・・・この絵手紙が僕は大好きである。

   

   

この二段ベッドは、僕の大の仲良し・・・・!!

枕元の柱には、温度計と湿度計が掛かっていて

真冬の真夜中・・・・木枯らしの音にフト目を覚ましても

室内の湿度と温度がすぐ分かるようになっているし

低い天井を見つめながら、

風の音に聞き惚れている僕を

この二段ベッドはぬくぬくと暖めてくれるからだ・・・・。

     

   

誰のベッドも、そうだと思うけれど・・・・

この二段ベッドは、僕の秘密の場所!!

眠れない事があると、

夜中にソッとベッドを抜け出して、窓のカーテンを開け

ガラス戸越しに、窓一杯の星屑(ほしくず)を、

溜め息まじりに、いつまでも眺めたり・・・・

ボインの女性のヌード写真集を抱えて

ベッドに潜り込んだ事だって、何回かあるもの・・・・!!

   

  

でも、本当はね・・・・この二段ベッドは魔法のベッド・・・・!!

去年の春、夢の中で可愛らしいノームに会い

ノームの言葉でノームの事を

「プティリッツァ (Ptylitza) 」と言うんだって聞いたのも・・・・

冬の真夜中に目を覚ました僕に

いくつもの素晴らしいアイディアを閃めかせて呉れたのも

・・・・みんな、みんな、この大好きな二段ベッドの布団の中なんだ!!

     

   

それだけじゃない・・・・

・・・・こんな事だってホントにあったんだよ・・・・

つい、この間も・・・・

とても可笑しな夢を見てしまった。

・・・・夢の中で、僕は腕白な少年で

・・・・あい子ちゃまが、爽やかな美少女だったんだ!!

・・・・でも、変なの・・・・!!

どうしても、僕には「君が好きだよ!!」って言い出せない!!

・・・・あんまり、口惜しいから、学校からの帰り道・・・・

後ろからソッと近づいて、スカートをめくろうとしたら

「チェッ、馬鹿にしてらあ・・・・!!」

・・・・いい所で、目が覚めちゃったよ。

     

  

この詩って、映倫カットかなあ・・・・・・・!!

・・・・素直に書いた積りなんだけど・・・・

   

   

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