第 3 集

   

No. 11 美人姉妹からの電話(パート2)

 ・・・・読者の皆様へ・・・・
 この第11話のお話を読む前に、この話しの(パート1)に相当する、第1集の 第10話 「美人姉妹からの電話」を、是非お読みになって下さい。 その後で、この第11話 美人姉妹からの電話(パート2)をお読み下さい。
 そうなさって頂いた方が、このストーリーをより楽しくお読み頂けると考えているからです。
 ・・・・という訳で・・・以下のメールは、後日、その第10話に出て来たYちゃまから、筆者宛てに送られて来たメールです。
    

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「お話ビックリ箱!」の第 10 話読んでびっくりしました。(☆o☆)
 似たような人っているんですね。
 まあ、世の中だから・・・・・。
 ところで、この話には続きがあるんです。

 ・・・・妹がタイヤを買う為、実家に電話をしたら車業界の仕事をしている父親が
 「タイヤあるから取りに来い」
 って言ったそうな。
 (え?新車なのにいつタイヤそろえてくれるなんてやさしいことしたんだろう)と思いつつ内容をきいてみると・・・・・。
 パジェロにディアマンテのタイヤを履かせるということ・・・・だそうな!
 ・・・・この話しを妹から電話で聴いた私は、思わず受話器に向かって、こう言い返した・・・・・
 「えーーーーー嘘でしょーーーーー。ディアマンテは普通車だもん。大きさ違うに決まってんじゃん。タイヤの厚みも違うと思うけど」
 「だって、私は車のことわかんないけど、父上が大丈夫だっていってるよ」
 「?!(嘘、私がおかしいの?)」
 私の旦那さんが帰ってきてからこの話をすると「気のせいでしょう」といわれた。
 気のせいって・・・・・。

 その後、3日ほど経ってから父親から私宛てに電話があった。
 「パジェロとディアマンテのタイヤ合うと思ってたらサイズ違うのな」
 「・・・・・」
 電話を切ってから“見ただけでわかるじゃないか!!何年車業界にいるんだ。あの親は・・・・”
 とため息をついた私でした。
 こんな父の娘だから、
 
「・・・・”これってもしかして、バスのタイヤと普通乗用車のタイヤとが同じ大きさだよね”って言っているぐらい恥ずかしいこと?」等ということを、不思議そうに私に聞いた妹が育ったのでしょうけど・・・・

 上の赤字の部分が分りにくい方は、第10話「美人姉妹からの電話」の赤字の部分を、お読み頂ければ幸いです。

 しかし、よく考えてみると、あたしも一応同じ親の娘よね・・・・・。

 あ、ばれちゃうから、これも内緒。

 ・・・・
 でも
 ・・・・「お話ビックリ箱!」だったらOKです。

  明日からまた寒波がくるそうな。
 体とボイラーにお気を付けて。

 では、また。

(2001-03-10 記)

   

No. 12 何となく淋しい話    

 この第12話は、平成13年3月3日の日記をそのまま引用した話です・・・・・ただし、この日の日記には、本質的な部分を除き、当事者達に迷惑が掛からないように、大幅な編集が加えられています。
 ・・・・世の中には、こんなカプルもいるようです!

  

2001-03-03(土)     晴        中野

 今日、漸く、過去1年分の青色申告決算書の資料の整理が終った。
 ヤレヤレ・・・・
 これで、やっと申告書の作成に入れるってワケ!

 午後、散歩に行く。
 庭先の川公園を上流に向かって散歩をすると、とても気持ちがいい・・・・
 ・・・・今日は、決算書の資料の整理が終ったためか、青空までがとても澄んで見える!!

 ところで・・・・
 この散歩コースには、いくつもの喫茶店がある。
 Z 〜、A 〜、P 〜、D 〜・・・・etc. etc.
 みんな、それぞれに個性があって楽しい喫茶店である。

 僕は、散歩に出掛けると、そんな喫茶店の一つに入って 30 〜 40 分程、駄弁って来る。
 ・・・・顔馴染みになったお客さんやママさん達の話しが、とても面白いからである。

 今日もそうだった。
 ・・・・と言うより、今日は聊かビックリしてしまった。
 と言うのは、僕がその店に入った時、カウンターに坐っていた顔見知りのご婦人方の間で、こんなハナシが話題になっていたからである。

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 その話とは、こんなはなしである。
 ・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・
 ・・・・そのご婦人方の中の一人のご婦人の家のすぐ近くに住んでいる新婚カプルはちょっと変わった男女で・・・・休みの日になると、彼は朝早くからサフボードを担(かつ)いで出掛けてしまい、彼女の方は近所を散歩したり、喫茶店に一人で出掛けたりしている為、そのご婦人はその新婚カプルの二人が一緒にいる所を、殆ど見たことがなかったのだそうである。
 (随分、変わったカプルだこと・・・・)
 ・・・・そんな事を何んとなく感じていたそのご婦人が、或る日のこと、近所の喫茶店に入ってみると、その若いカプルの彼女の方が店内でコーヒーを飲んでいて、自分の顔を見ると挨拶をしたので、そのご婦人はその女の子の近くに坐って話しを始めたのだそうである。

 「その彼女と話してみたら・・・・いや・・・・私、ホントに驚いちゃったわ・・・・」
 そのご婦人は、こう言って、息をついた・・・・
 「・・・・だって、その女の子ったら、私が ”二人でご一緒のところを、余りおみかけしないけど・・・・お二人で散歩をしたり、喫茶店にいらっしゃる事はないの?”って聞くと、その女の子は”・・・・彼は彼で好きな事をしているし、私は私で好きな事をしているから、二人で一緒にいる必要は殆んどないの”って言うのよ・・・・そのカプルは新婚さんだって言うのによ!・・・・信じられる?」
 ・・・・・・・
 (・・・・そんな他人の生き方に、首を突っ込まなくてもいいのにサ・・・・)僕は、そう思ったけれども、そのあとも、そのご婦人の話に耳を傾けた。
 ・・・・・・・
 そのご婦人は、コーヒーカップにほんの少しだけ口をつけると、その先に話を続けた。
 「”・・・・でも、お二人はご夫婦なんでしょ”って私が言うと、”はい、でも・・・・それでも、いいんです”って言うの」
 「・・・・ね、変わってるでしょう? ・・・・だから、私、余計なことだと思ったけど聞いちゃったの・・・・”じゃあ、昼間も夜も一緒にいることって殆どないの?”って・・・・」
 「そしたら、”はい・・・・二人でいる事って殆どありません・・・・”っていうじゃない・・・」
 「・・・私・・・もう”アラッ”って言ったっきり、何も言えなくて黙っちゃったわ・・」
 「そしたら、その女の子・・・・夜、ふたりで居ても、男と女の事も、何もしないんですって!」
 「だから、わたし言ったの”・・・・そう言ったことイヤなの?”って・・・・」
 「そしたら・・・・何んて言ったと思う? その子ったら、たった、ひと事 ”ヘタ!!”って言っただけなの・・・・ただ、それだけよ・・・・!」

 「エッ、何あに、それ?」
 ・・・・このご婦人のお友達が、オウム返しに、聞き返した。

 「・・・・でしょ〜? だから、私も、”エッ、何あに、それ?”って、聞いちゃったわよ・・・・!」
 「そしたら、その子ったら、”前の彼の方が、ずっと上手だったんです”って言うじゃない・・・・」

 「アラー」
 「アラーッ!」
 「あらあ・・・・!!」
 彼女のお友達は、異口同音に、驚きの声を上げた・・・・

 僕も、フーッと溜め息をついた。
 ・・・・すると、今まで、一気に喋りまくっていたそのご婦人は、僕の方を見てこう言った。
 「男の方って、どう思います? コーユーノ・・・・」

 僕は、少し慌てふためいた・・・・
 「エ、僕? うーん、そうだなあ! ・・・・面と向かって、そんなこと、自分の奥さんから言われちゃったら、僕だったら物凄いショック受けちゃうな・・・・だから・・・・話し聞いてて、その男の子が、物凄く可哀相になっちゃったよ! だってさあ・・・・その女の子が ”上手だった”って言う以前の彼だって最初はヘタだったんじゃないかと思うし〜〜〜! ・・・・だからさあ、僕は思うんだよね・・・・その女の子も”ヘタ!”のひと言で片付けちゃうんじゃなくってさあ・・・・二人で、一緒に勉強すればいいのにサ!って!! ・・・・そうじゃなかったら、特別なケースは別として・・・・男と女が一緒にいる意味って、余りないと思うし〜〜〜・・・・だって、そうでしょう? ・・・・そんな事、だれだって初めから上手なワケ無いんだからサ・・・・そうじゃないかな?」

 「そうよねえ・・・・!」
 「そうだわよねえ・・・・」
 「そうねえ・・・・!」
 彼女達四人のうち三人は、異口同音にこういって頷いた。
 ・・・・残る一人のご婦人は
 「そうよねえ・・・・私達だって、最初は何も知らなかったわ・・・・」
 ・・・・と言ったあと、急に辺りを見回して
 「アラ・・・・!」
 といって、少し赤くなって恥ずかしそうに、下を向いてしまいました。
 

 その日、そのあと・・・・その喫茶店を出た僕は、家に帰る迄の間、ずっと考えこんでしまいました。
 「今の若い連中って、僕達が若かった40年前より、ずっと、おおらかにエッチを楽しんでいるみたいだけど、必ずしも、幸せじゃないのかも知れないナ・・・・」って!

 でも、その後で沁み沁みとこうも思いました。
 (・・・・もし、この話がホントの話なら・・・・その二人はナゼ結婚したんだろ?)って・・・・
 そして、何か、とても淋しい気が致しました。
 

 皆さんは、どう思いますか?

(2001-03-13 記)

   

  
No. 13 メール受信不能!!

 ・・・・次のお話は、2002-04-24 の日記の一部を、そのまま転載したものでス。 どんなお話か?って?・・・・・・まあ、兎に角、一度、読んでみてくらはい・・・・・!!!!!
 では、そのお話のハジマリ、ハジマリ〜!!
       

 ・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・
 ところで、外に出たら、空気がとても爽やかだったので、急に,MTB (Mountain Bike) に乗りたくなり、JR 阿佐ヶ谷駅前の Hello Accademy まで足を伸ばし、本当に久方振りに 01GAH のクラスで授業を受けている H 氏に会って来ることにした。

 彼は、4年程前の10月、Masami や Keika 達と一緒にヒュッテに遊びに来た、昔懐かしいクラスメートで、心優しき昔の仲間である。

 12時20分、Hello Accademy 着。
 暫く待つと、授業が終わったので、僕と H 氏は連れ立って駅の南口のレストランまで出かけて行き、昼食を一緒に食べたが、途中、E-mail に関するこんなワンダフルな会話が交わされたので、記念の為、ここに掲載して置くことにしよう・・・・・・

 ・・・・・・・
 ・・・・・・話は、いきなり、E-mail の話題になってしまうけど・・・・・
 「・・・・・僕宛のメールは、このアドレス宛に、打ってよ・・・・・」と言って僕が自分のメールアドレスを H 氏に渡すと。
 H 氏は
 「八岳さん、携帯はもってないんですか?」と僕に訊いた。
 「・・・・・・うん、持ってないよ。 だって、無くたって別に困らないから・・・・・・・ だから、メールは僕のパソコン宛に、打ってくれればいいよ・・・・!」
 「ええ、でも、携帯で打つのに慣れちゃったもんですから・・・・・・」
 「いいよ・・・・それで!・・・・だから、貴方は自分の携帯から、僕のパソコン当てにメールを打てばいいじゃない・・・・・・」
 「え? 携帯からパソコンにメール打てるんですか?」
 「エーーッ? 当ッたり前じゃん・・・・・ 知らなかったの?」
 「ええ・・・・・・・」
 「だって、貴方、さっき、毎日のようにパソコン使ってるって言ってたじゃん・・・・・」
 「ええ、ワードを毎日バリバリと使ってますよ・・・・・・でも、メールが受信出来ないんです」
 「出来ないって? じゃあ、パソコン壊れているの?」
 「いえ、チャンと動いてますが・・・・・・」
 「でも、インターネットには繋がるんでしょ?」
 「ええ、見ようと思えば、色々なホームページが見られますから・・・・・・・」
 「じゃあ、そのパソコンでメールを打った事ある?
 「ですから、携帯で打つの慣れちゃったから、パソコンで打った事がないんですよ・・・・・・」
 「・・・・・そんじゃ、パソコンでメールは受信できるの?」
 「出来る事は出来るんですけど、スムースに行かないんですよ・・・・・・・!!」
 「どうしてサ?」
 「だって、友達に言わせると、(パソコンを使っているときに、メールが届くと、”ポーン” と音がして、メールが届いた事を教えて呉れる・・・・・・!!)って言うんですけど、今までに、”メールが届いてますよ! ポーン”って教えて呉れたことが一度も無いんです・・・・・・」
 「オカシイナ!・・・・・・・我が家のパソコンは、きちんと教えてくれるけど・・・・・・どうしてかな?」
 ・・・・と僕。
 「ね! 可笑しいでしょ!」っと彼。」
 「うん、おかしいね?!  じゃあ、も一つ質問するけど・・・・・・パソコンは、そういった時、何に使っているの?」
 「ですから、ワードを使っているんですよ・・・・?!」
 「・・・・・じゃあ、その時、パソコンは電話線に繋がっているよね〜!」
 「いえ・・・・・・つながってませんよ! どうしてですか?」
 「えーーっ? 繋がってないの〜? じゃあ、いくらパソコンを使っていても、パソコンはメールが来た事を教えてくれないよ〜!! だって、メールはパソコンに届かないんだもの〜!!」
 「え? そうなんですか〜?」
 「そうなんですか?って・・・・・・ ウワッハッハッハッ!! オレ、こんな会話初めてしたよ! ウワッハッハッハッ・・・・・・・!!」
 ・・・・・と、爆笑すると、何んの屈託もないH氏も
 「アッハッハッハ! あ〜、そうなんですか〜? アッハッハッハ・・・・・・」
 ・・・・・と大笑い!!

 ネエ〜、H氏って、何んの屈託も無くって、本当に素晴らしい仲間でしょう・・・・・・・!

 勿論、僕は、大爆笑の後、電話線を通して、メールを受信する方法を説明しましたけど・・・・・

    
(2002-04-24 掲載)



No.14 ああ、恥ずかし・・・・・・!!

 このお話は、携帯電話を初めてもった筆者が、経験した恥ずかしいお話です!!

 このお話は、No. 13 に続けて読んで頂くと、筆者のイイ加減サが分って・・・・・・とても、可笑しな話になると思うのですが・・・・・・・
 ・・・・・・要するに目クソと鼻クソが、お互いに相手を笑い合うようなお話です。


 最近、携帯電話なるものを本格的に持ち始めた。
 ・・・・・・・と言っても、東京は中野の小さな携帯電話屋さんで、0円の最新型のモデルを買い、幾つかの設定をして貰ったヤツを持ち歩いているだけの話しである。

 ところで、今日の午後、ヒュッテから中野に帰って来る途中、上里のSAでSAインフォメーションの女の子に
 「渋滞はありますか?」
 と聞いたら、所沢の近くで事故の影響で 14km 程の渋滞があると言う。

 「あ、これはヤバイ・・・・・・・ママに連絡をしなくちゃ〜!」
 と思って、例の最新型の携帯電話を取り出し、2ツ折になっている電話機を開き、
 ・・・・・・・・ 03−33XX-XXXX
 と、ボタンを押した後、電話機を耳に当てて見たが、ウンともスンとも言わないではないか・・・・・・・・
 「・・・・・・・??」
 (これって、電話番号を入力した後、何かボタンを押すんだろうか?)
 と考えて、いい加減にボタンを押したら・・・・・アチャ〜!!・・・・・変な画面に変わってしまって、全然通じないではないか?

 (普通の電話機なら、電話番号を入れた後、受話器を耳に当ててれば、プルルルル〜・・・・・と相手の電話番号を呼び出してくれるのに・・・・・?!!)

 と思ったけど、どうしようもない!!

 でも、直ぐ傍に・・・・・・・ラッキー!
 携帯電話をつかっている男の子がいたので、
 「あの〜、スイマセンが携帯電話って、どうやって電話をかけるのか教えていただけませんか・・・・・・・・?」
 と、聞いてみると、気軽に
 「ああ・・・・・・・いいですよ!」
 と、言って呉れたのはいいけれど、色々といじくってみた後
 「自分の携帯と機械が違うので、どのボタンをおしたらいいのか・・・・・・・よく分かりません!!」
 ・・・・・・・と、このお兄ちゃまもギブアップ・・・・・・・!!

 ・・・・・・・という訳で・・・・・・・結局、公衆電話を利用する事にしたのはいいが、電話ボックスの中に入って、財布を覗いてみたら・・・・・・泣きっ面に蜂とは、この事!!・・・・・・10円玉が一つも無いために、わずか1分の電話を掛けるのに、100円玉を電話機の中に入れてしまいました。

 (オヤオヤオヤ、何んたるおバカさん・・・・・・・!!)

 と思いつつ、午後8時、中野に着いたあと、取扱説明書を読んでみたら、ナント・・・・・・!

 03-33XX-XXXX

 と10桁の電話番号を入れた後、一番大きくて目立つ楕円形のボタンを・・・・・チョン!!・・・・・押せばいいだけの話し・・・・・・・・!!

 携帯電話を持ちながら、30秒の電話をするのに100円も払ってしまった!・・・・・・という嘘みたたいな、オバカな話でした!!

チョン!!
            

(2002-06-29 の高原日記より)



      
No. 15 再失格

 2週間ほど前・・・・・・行きつけの JR 中野駅近くの喫茶店「しぇすて」に立ち寄った時の事である。
 「・・・・・・いやあ、暑いね!」
 ママのエッちゃんに声を掛けて、カウンターに腰を下ろし、左手を見ると髪の毛を金髪に染めた、細身の女性がコーヒーを飲んでいた。
 ・・・・・・でも、2人の視線が合った瞬間、僕達はどちらからともなく声を掛けあった。
 「あら、八岳さん・・・・・・!」
 「ナーンダヨ、Kちゃんじゃないか〜!」

 Kさんは、女性のジャズボーカリストである。
 ・・・・・・歌うのは、その殆どが英語の歌・・・・・・物凄くサバサバした性格で、なんでもズバズバと物を言う・・・・・・
 ダイエットの広告にも出て来そうなスリムな体に、金髪がよく似合う。

 「・・・・・・ところで、何んの話をしていたの・・・・・・?」
 僕が、シェステに入った時に聞こえた2人の笑い声を思い出して、こう聞くと、
 「・・・・・・八岳さんには、殆ど縁の無い、男と女の話よ・・・・・・週刊誌に出ていたの・・・・・・」
 と K さんが言ったので、
 「エーーーッ! どうしてえ? オレ、凄っごく興味あるよ、男と女の話〜・・・・・」
 と言うと
 「ウソでしょ? ねえ・・・・・・?」
 と、Kさんはママのエッちゃんの方を見た。
 すると、エッちゃんは
 「ホントよ・・・・・・八岳さんは、浮気願望なの・・・・・・・」
 と言った後で、僕の方を向くと
 「ネ、そうよね・・・・・・八岳さん・・・・・・?」
 と、僕に念を押した。 
 「え? オレ? ・・・・・・ホント、ホント・・・・・・オレってさ、一生の間に一度でいいから浮気ってしてみたいの!」
 と、言うと、Kさんは金髪の頭を少し傾げて・・・・・・
 「え? ウソでしょ? まさかあ・・・・・・??」
 と不審顔・・・・・・

 でも、ママのエッちゃんが
 「ホント、ホント・・・・・・結構、真面目にそう思っているみたいよ・・・・・・」
 と言うと、K さんは飲み掛けのコーヒーカップをソーサーに戻したあと、暫くの間、僕の目をジッと見つめてたと思うと
 「・・・・・・でも、八岳さんには浮気は出来ないわよ・・・・・・」
 と、可笑しそうに笑いをこらえながら言った。
 「え? どして? どして駄目なの、オレ・・・・・・?」
 と、言うと彼女の曰く。
 「・・・・・・じゃあ、聞くけどさア・・・・・・もしもよ、モーシモー・・・・・・八岳さんが、浮気をしたとするわよ!」
 「うん、うん!」
 「そしたらさ〜、多分、彼女も八岳さんもさ〜、きっと、お互いに会いたくなるわよ、ね〜・・・・・・」
 「ウン、分る、分る・・・・・・」
 「・・・・・・そしたら、或る日、突然彼女から電話がかかってきて、”会いたい!”って言って来たの・・・・・・八岳さん、どうする?」
 「え? ウン・・・・・・エート・・・・・・”いいよ”って言うと思うね・・・・・・」
 「・・・・・・あ、そう!・・・・・・じゃ、それでいいわ・・・・・・さあ、そこで・・・・・・八岳さんが、出掛けようとしたら・・・・・・急に奥様が八岳さんの所にやって来て、”今日、両親が急用で東京に出て来たついでに、我が家に寄りたいって言ってるんだけど・・・・・・今日の午後、我が家にいて下さる?”って言われました。 さあ、八岳さんはどうしますか・・・・・・????」
 ・・・・・・と言って、K さんは、僕の目を覗き込んだんです。
 その目付きは、明らかに、笑いをこらえている目付きである。
 「え? オレ? ・・・・・・そりゃ〜困ったね、どうしようかな〜〜??」
 と、言うと、K さんの曰く。
 「こりゃ〜駄目だワ! 八岳さんは失格よ・・・・・・ 八岳さんには浮気なんて出来ません・・・・・・・!!」と言う。
 「え? どして〜? 何故、失格なの・・・・・・?」
 ・・・・・・僕は、思わず、鼻を鳴らした・・・・・・すると K さんは、
 「・・・・・・そんな時は、・・・・・・”オッケー! 分った! うちに居るよ!”・・・・・・って言って、我が家に居るようじゃなくっちゃア・・・・・・浮気なんか出来ないわよ!」
 と、K さん・・・・・・
 「エーッ? どうして・・・・・・? 可哀想だよ、そんな事〜!・・・・・・」
 ・・・・・・と言うと
 「・・・・・・だってさア、浮気なんてさア・・・・・・もともと、イイ加減ナモンジャナイ? だからさあ、イイ加減デイイノヨ・・・・・・そんな事!!」と、彼女。
 「そうかなあ? でも・・・・・・オレには、そんな事できないよ・・・・・・!」って言うと。
 「ダカラサア・・・・・・八岳さんには、浮気ナンカ出来ないって、最初から言ってるじゃない?」
 「あ、そうか! 成る程、コリャ参ったな〜・・・・・・」

 ・・・・・・っていう訳で・・・・・・全く、ギャフンでした!!

 2人の女性の笑う事、笑う事・・・・・・!!

 当社は、聊かショックでした・・・・・・!!

     
    ( →  関連記事 : 第 2 集   No.8  勿体ない話 )

    

 (2002-10-22 記載)